東京チカラめしの焼き牛丼 - 牛丼グルメ

東京チカラめしの焼き牛丼

東京チカラめしの焼き牛丼

東京チカラめしの焼き牛丼は、甘辛く煮込んだ薄切りの牛肉とタマネギの丼飯ではなく、焼いた薄切りの牛肉の丼飯である。

焼いた牛肉の一枚々々は薄くて脂っぽいが、白飯を覆うように敷き詰められており、とても量が多い。牛肉はアメリカ産らしい。米は、以前は国産だったのだが、2012年4月からは中国産米と国産のブレンド米になった。

ご飯の量が少ない。一食分として足りていない。しかも、以前は柔らかめに炊かれていることさえあって、その場合はとても残念であった。全てが台無しになる。丼に深みがないのだ。口は広いが、浅い丼なのである。ご飯の量を減らすのに適している丼だ。とても残念である。

価格は表の通りである。

焼き牛丼メニュー価格
焼き牛丼280円→290円→330円
380円→430円→480円
530円→580円

2012年3月下旬に焼き牛丼(大)は+50円の値上げが行われた。並も特も価格は据え置きだ。きっと大の量が一食として満腹になるためにはぴったりの量で、たくさんの人が注文したのかもしれない。焼き牛丼(並)を280円で食べたい人は、満腹になるためにはセットメニューを注文したり、サイドメニューを追加注文してくださいということなのだろう。ところが、セットメニューやサイドメニューが焼き牛丼(並)の安価さと比較すると、かなり割高になるのだ。ジレンマに陥ってしまう。

そういう状況下で、2012年4月には店舗によっては焼き牛丼が280円に+10円されて290円になるなど微妙な値上げが実施されはじめていたようだ。

2012年12月には多数の店舗で焼き牛丼が290円から330円になってしまった。

値上げが着実に進行しつつある。

なお、焼き牛丼には味噌汁が無料でサービスされる。開店当初からの嬉しい配慮だ。

東京チカラめしの焼き牛丼の美味い食べ方

東京チカラめしの焼き牛丼(並)

東京チカラめしの焼き牛丼を食べるのに、卓上に置かれた辛味ダレガリは必須である。

東京チカラめしの卓上調味料のなかでも辛味ダレは、脂っぽい焼肉との相性がとても良く、試してみる価値のある調味料だ。

コチュジャン風味のタレだ。焼肉につけて食べることで、煮込んだ牛肉の牛丼を食べているのではなく、焼肉屋で焼肉をライスと一緒に食べている雰囲気を味わうことができる。素晴らしい。

そして、ガリである。牛丼チェーン店で一般的に卓上に置かれている紅生姜ではなく、甘酢に漬けた生姜が用意されている。色は白くて酸味もないので梅酢は使っていないのかもしれない。どう考えてもこれは普通のガリである。

東京チカラめしは寿司屋ではない。牛丼屋である。牛丼や焼きそばには紅生姜で、寿司にはガリという固定観念があるかもしれないが、東京チカラめしの焼き牛丼はガリとの相性がとても良かった。脂っぽい焼肉の口直しにガリを食べると、口の中がさっぱりとするし、一緒に食べても美味い。

紅生姜の辛味は大丈夫だけれども、その酸味が苦手だという方は、東京チカラめしではあえてガリを試していただきたい。結構な確率で東京チカラめしのガリのファンになってしまうのではないだろうか。

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作者:馬場飯