東京チカラめしの焼き牛定食 - 牛丼グルメ

東京チカラめしの焼き牛定食

東京チカラめしの焼き牛定食は、焼き牛、野菜炒め、ご飯、味噌汁、サラダのセットである。

東京チカラめしの焼き牛定食は、焼肉定食でも焼牛定食でもスタミナ定食でもなく、あくまでも焼き牛定食らしい。焼き牛丼、焼き豚丼、焼き牛定食と「焼き」をメニューの先頭につけることにしたようだ。店頭の看板にはスタミナ定食と掲げている。創業直前時にはスタミナ定食というメニュー名を予定していたのかもしれない。今となっては定食類全体を指してスタミナ定食なのだといった説明になるのかもしれないけれども、本当のことはよく分からない。

焼き牛定食のサラダ

東京チカラめしのサラダ

食券を渡すと、直ぐにサラダが出される。これはとてもいい。サラダは最初に食べたい。

サラダはキャベツ、レタス、赤キャベツ、ニンジンにコーンがのせられていた。単品で注文すると100円だ。野菜はキャベツの千切りが大部分を占める。レタス、赤キャベツ、ニンジンは極少量だけだ。これらの上にコーンがのっている。確かにほとんどがキャベツの千切りだ。しかしそれでも5品目の野菜が含まれている。また赤キャベツ、ニンジン、コーンは彩りを与えてくれるので食欲を増させてくれる。キャベツの千切りだけとは明らかに違う。ドレッシングもあらかじめかけられているのではなく、卓上にあるフレンチドレッシングと和風ドレッシングの2種類から選べる。

フレンチドレッシングは粘り気が少なくて驚かされる。サラダにねっとりとは絡まらず器の下に溜まる。増粘多糖類が使われていないのだろう。絡まない分だけ割とさっぱり食べられる。和風ドレッシングはよく分かっていないのだけれども、味見程度に少量だけ試したところ、むしろフレンチドレッシングよりも好みかもしれなかった。このサラダは悪くない。

ただし松屋生野菜と比べてしまうとやっぱり見劣りする。松屋の生野菜は東京チカラめしのサラダよりも量が多く、野菜の種類もさらにキュウリが加わって6品目で、ドレッシングも3種類あるのに、100円と同価格である。

焼き牛定食の焼き牛と野菜炒め

サラダを食べ終えて、暫く待っていると、鉄板プレートが運ばれてきた。

鉄板の上には、多めのモヤシと少なめキャベツがのせられ、その上には薄切りの焼き牛が見事に敷きつめられている。

焼き牛は、脂身の多い牛肉が限界まで薄切りにされており、その油が鉄板に滴り落ちている。牛肉の焼き色は妙に白っぽい箇所が目立って、残念ながらこれがかなり食欲を削ぐ。肉に覆われた野菜炒めのうち、モヤシの一部は焦げて鉄板にこびりついていたが、全体的な炒め加減はモヤシもキャベツも弱めで、味つけもほとんどされていないようだ。焼き牛でモヤシやキャベツを巻いて食べる。想像よりは悪くないが、食べ飽きる。途中からはコチュジャン風味の辛味ダレを焼き牛に垂らしてモヤシやキャベツと一緒に食べる。

焼き牛定食のご飯と味噌汁

そして、ご飯だ。焼き牛はやはり辛味ダレガリを組合せながら食べる。美味い。ご飯は大盛でも先におかずを食べ尽くす程度の量だが、ガリだけでも問題なくご飯のおかずになる。味噌汁を飲み干して満腹である。

焼き牛定食の価格

東京チカラめしの焼き牛定食(大)は540円である。ワンコインランチより高い。焼き牛定食(大)よりも満足できるワンコインランチは多い。これでは東京チカラめしの激安イメージが薄れる。やっぱり東京チカラめしで食べるべきは、焼き牛丼であり、焼き豚丼なのであろう。

東京チカラめしの焼き豚定食?

東京チカラめしに焼き豚定食はありますか?
東京チカラめしに焼き豚定食はありません。
うま塩焼き豚定食、豚味噌焼肉定食などがあります。
今後も、様々な味つけで豚肉を焼いた定食メニューが登場するはずなので、それらを括って勝手に焼き豚定食と名づけました。

東京チカラめしの豚味噌焼肉定食

東京チカラめしの豚味噌焼肉定食

東京チカラめしの豚味噌焼肉定食は、豚味噌焼肉、野菜炒め、ご飯、味噌汁、サラダのセットである。490円だ。

焼き牛定食の焼き牛が豚味噌焼肉に置き換わると、豚味噌焼肉定食になる。

味噌ダレの濃厚さが野菜炒めにあう。卓上調味料辛味ダレとの相性も良い。

焼き牛定食は、焼き牛と野菜炒めの味つけの淡白さから辛味ダレの使用が必須だった。辛味ダレを使うことを思いつかず、途中で食べ飽きてしまう客も多かったかもしれない。豚味噌焼肉は最初から濃い味つけとなっているため、たとえ辛味ダレを使わなかったとしても、それなりに満足できてしまう。

東京チカラめしのうま塩焼き豚定食

東京チカラめしのうま塩焼き豚定食は、うま塩焼き豚、ご飯、味噌汁、ミニサラダのセットである。540円だ。

豚味噌焼肉定食の登場前に販売されていたらしい。プレートではなく丸皿に、うま塩焼き豚とミニサラダが盛りつけられる。

かなり貧相で割高な定食だったようだ。

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作者:馬場飯