そば処長寿庵@大久保と満大@新大久保 - 東京立ち食いそば

長寿庵の紹介

長寿庵の店舗外観

長寿庵は大久保駅近辺の立ち食いそば屋である。

入店したら適当な席に座る。全席がカウンター席だ。

券売機はなく、食券制ではない。注文をカウンター越しに店員に伝える。

店主がカウンター越しに愛想よく会話をしてくれる立ち食いそば屋だ。長寿庵の人気の理由は、きっと店主の人柄にあるに違いない。常連客も多そうだ。食べ終えても席を立たずにそのまま店主との会話を楽しんでいる客もいる。

長寿庵のメニュー(価格)

そば・うどんメニュー価格
かけ220円
もり240円
たぬき260円
月見
きつね280円
わかめ
天ぷら300円
天玉340円

大盛+60円、冷し+20円、おにぎり各種110円。

長寿庵への訪問履歴

2011年10月30日もりそば

長寿庵のもりそば

2011年10月30日に新大久保の長寿庵でもりそばを食べた。240円だ。

盆の上に食器が置かれているのではない。盆と一体型の食器である。盆には三つの窪みがあって、竹簀を敷いてそばをのせる窪み、取り外しできるそば猪口を入れる窪み、薬味を盛る窪みがある。何だか落ち着かない。

そばは茹でそばだった。茹でそばをもりそばで食べるものではないと実感させられた。つるりとした口当たりがない。弾力に乏しく、もそもそとした食感のそばである。もりそばを注文したのが失敗だったのだ。きっとかけそばにすれば、崩れるような食感の柔らかいそばになるのだろう。好みではないのだけれども、これならば時々は食べてみたくなる。

本日の教訓である。長寿庵ではもりそばを注文してはいけない。

満大の紹介

満大の店舗外観

満大は鰹節屋の自慢つゆの看板を掲げる立ち食いそば屋である。「満天」ではない。「満大」だ。満腹大盛が店名の由来だと適当に推測している。

入店したら店内左手奥の給水機でコップに水を入れる。コップの種類が統一されていない。コップの中にはカップ酒の容器に似ているものもある。かなり残念な気分になる。水を注いだら適当な場所に陣取る。立ち食い用カウンターのみで、テーブル席はもちろんカウンター席もない。

券売機はなく、食券制ではない。注文をカウンター越しに店員に伝える。会計は注文品の受け渡し時にする。うっかり忘れても店員から催促されることはないので、食べ終えてから支払えばよい。

満大の卓上調味料等

卓上には醤油、七味唐辛子のほかに福神漬けがある。福神漬けは真っ赤に染まった昔ながらの福神漬けだ。福神漬けといえばカレーだ。卓上にあえて福神漬けを置いているくらいなのだから、きっとカレーが店のお勧めなのだろう。

そばは紀州屋製麺の茹でそばだ。厨房内に紀州屋製麺の麺箱があった。富士そばのそばは興和物産のほか紀州屋製麺からも仕入している。同じ製麺所だ。富士そばのかけそばが270円なのに対して、満大のかけそばは240円である。富士そばが生そばで、満大が茹でそばだ。

満大のメニュー(価格)

満大のメニュー

そば・うどんメニュー価格
かけ240円
玉子290円
きつね310円
たぬき
わかめ320円
かき揚げ330円
コロッケ
インゲン340円
ちくわ
ニンジン・ゴボウ天
カレー南蛮350円
ざる290円
カレーメニュー価格
カレーライス350円
コロッケカレー440円
カツカレー480円

満大への訪問履歴

2012年04月14日冷しかき揚げそば

満大の冷しかき揚げそば

2012年4月14日に新大久保の満大で冷しかき揚げそばを食べた。330円だ。

かき揚げが大きい。丼全体を覆うほどの大きさだ。そしてネギもたっぷりだ。丼の3分の1はネギで埋め尽くされる。これは嬉しい。

かき揚げにかぶりつく。かき揚げは揚げ置きされたもので、サクサクとした歯応えはなくなっていた。タマネギ、小エビ、青ネギのかき揚げだ。いっそつゆに浸しながら食べる。美味くはないが、決して不味いわけではない。コロモはやや厚めで、食べているうちに崩壊して、つゆに油分を補充する。しかし巨大なかき揚げだ。食べ応えにはかなり満足させられる。

そばは紀州屋製麺の茹でそばだが、予想外に美味かった。生そばでポキポキとした食感のそばよりも、たとえ茹でそばだったとしても、しっかりとした弾力の感じられるそばのほうが美味い。満大の茹でそばには弾力がある。口当たりもよい。冷たいそばで注文したのが良かったのかもしれない。

逆につゆは期待はずれだった。鰹節屋の自慢つゆという看板に期待しすぎてしまっていたのかもしれない。そんなに鰹出汁が香っているわけでもなく、看板にそばつゆ自慢を掲げてしまっているのは、むしろ失敗なのではないだろうか。期待ばかりが大きくなってしまう。

セットメニューや大盛にせずとも、しっかりとした食事になった。満足だ。

2012年04月30日冷しかけそば

満大の冷しかけそば

2012年4月30日に新大久保の満大で冷しかけそばを食べた。240円だ。

半月ほど前に冷しかき揚げそばを食べたところ、予想外に美味かったため、再訪して冷しかけそばを注文した。

そばは紀州屋製麺の茹でそばである。口当たりは確かにそれほど悪くないのだが、食感がモソモソとしていた。コシも感じられない。前回は美味かった。巨大なかき揚げに魅了されて、そばまでも美味く食べられたのだろうか。量は確かにある。しかし食感がとても残念なことになっているのだ。冷しなのに、モソモソとした食感になっているのはいただけない。茹で時間が長かったのだろうか。洗いが足りなかったのだろうか。とにかく残念である。

つゆも鰹節屋の自慢つゆという看板に期待しすぎると残念な感想になってしまう。そんなに鰹出汁が香っているわけでもなく、看板にそばつゆ自慢を掲げてしまっているのは、むしろ失敗なのではないだろうか。

暫くは足が遠のいてしまいそうだ。

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作者:馬場飯