名代 富士そば(朝そば,カツ丼,鴨せいろ) - 東京立ち食いそば

富士そばとは?

富士そばの店舗外観

富士そばは、1966年に渋谷で日本初24時間営業の立ち食いそば屋として開店した。ダイタングループによる経営だ。

創業者はダイタンフード株式会社の社長、丹道夫氏である。

作詞家:丹 まさと
昔から作詞が好きだったため、会社が目標の80%に達したら本格的に勉強しようと考えていたが、55歳で店舗数が50店舗になったのを機に、六本木の作詞学校に入学。
97年、白鳥みずえの「母娘舟」で、プロデビューする。
その後、作詞家「丹 まさと」として出したCDは30曲を超える。
なかでも、三笠優子の「ひとり娘」と島津悦子の「港のかもめ」はともに5万枚を越えるヒット曲に。
自叙伝:らせん階段一代記
2006年8月に、講談社出版サービスより自身の半生を振り返った自叙伝「らせん階段一代記」を執筆。
全国の書店、および富士そば各店にて販売中

富士そばのそばの特徴

富士そばのそばの最大の特徴は、仕入先が特定されていないことだ。興和物産と紀州屋製麺で競争させているらしい。通常は興和物産のそばのようだ。今のところ、両者のそばの違いがよく分からない。調べてみてはじめて分かるといった程度だ。

富士そばのそばは、生そばで茹でたてか少量の茹で置き、色はやや濃いめで、太くも細くもない。推測だが切歯番手18番前後だ。

立ち食いそばチェーン店のなかでも富士そばは、製麺所(工場)で一度茹で上げられてから店まで配送される茹でそば(茹でめん)ではなく、生そば(生めん)の茹でたてを出す先駆け的存在だったらしい。

87年には業界に先駆け、そばを手間と費用がかかる「生そば」に切り替えた。

確かに茹でそばではなく生そばだ。そして数人分ずつしか茹でない。茹でたてに近い。しかも冷水で洗ってから出されるので、コシのあるそばになる。しかしそばのコシを楽しめるのは冷たいそばで注文したときに限られる。温かいそばのときにはコシを楽しむことはできない。さらには、不味いとしか表現しようのない柔らかいそばを出されることさえある。

興和物産のそば 高田馬場駅前店のそばだ。興和物産の富士そば紹介ページで確認したところ、興和物産のそばだった。機械挽きではなく石臼挽きのそば粉を使用しているらしい。そばの風味が残っている可能性が高くなっているはずだ。

もりそばで食べたときに、コシはあるけれどもゴムみたいだという感想を抱いたことがある。しかし別の日に朝そばを冷やしで食べたら普通に悪くなかった。

富士そばが興和物産のシェアを高くすることを選択したということは、興和物産のほうが価格が安いそばであることは間違いない。その点では紀州屋製麺を採用している富士そばのほうが魅力があるのだけれども、その違いがよく分からない。

紀州屋製麺のそば 高田馬場店のそばだ。興和物産の富士そば紹介ページで確認したところ、興和物産のそばではなかった。ということは、紀州屋製麺のそばのようだ。

興和物産のそばと比較して、太さも色も何ら変わりない。興和物産と紀州屋製麺に同じ依頼をしているのだろう。

個人的には紀州屋の方が微妙に細くて風味があるように思うが、ちょこちょこバージョンアップさせてるから時間が経てば状況は変わる*かもしれないという意見を見つけたが、太さは全く同じような気がする。風味はよく分からない。

紀州屋製麺は富士そば以外にも千曲そば新和そば、満大にもそばを納品しているようだ。価格帯は富士そばよりも安価だし、味も富士そばと比べて遜色ない。運が良くこうした店を発見できたならば、入店すべきは富士そばではない。これらの店では富士そば以上の満足感を得られるに違いない。

富士そばのつゆの特徴

富士そばのつゆは、出汁がかつお節と昆布で、カエシが醤油らしい。

焼津から直送されるかつお節と、日高の昆布をつかって、毎日各店でだしからとっています。 もちろん味の濃い一番だし汁だけを使って、特製醤油とあわせ、じっくり寝かせる独自の製法でつくった、自慢のスープをぜひお楽しみください。

出汁はかつお節だけではなく昆布も使っているらしい。カエシは味醂にも砂糖にも触れていない。

温かい(そば・うどん)価格冷たい(そば・うどん)価格
かけ270円もり270円
--ざる360円
--特もり470円
--富士山もり560円
玉子330円--
わかめ340円--
たぬき350円冷したぬき350円
きつね冷しきつね
天ぷら370円--
コロッケ--
ほうれん草--
ピリ辛鶏ねぎ390円冷しピリ辛鶏ねぎ390円
ゆず鶏ほうれん草冷しゆず鶏ほうれん草
鴨南蛮430円鴨せいろ430円
--冷しつけとろろ
--赤辛もり大盛
--辛味肉つけ大盛480円
特撰富士400円特撰富士490円
ネギ三昧410円冷しネギ三昧480円
肉富士420円冷し肉富士490円
ごはんもの価格
いなり2ヶ140円
かつ丼460円
カレーライス410円

大盛は+100円

富士そばメニューのカロリー

富士そばはメニューのカロリーを調査していない。

富士そばの公式サイト等でいくら探してもカロリーはどこにも表示されていないので、独力でカロリー計算するほかない。

富士そばのもり大盛、特もり、富士山もり

富士そばでは大盛券を購入するとそばが半人前増量される。特もりがちょうど大盛券2枚分となり、そばは2玉だ。

富士山もりは三玉である。大盛券4枚分だ。

富士山もりは特もりと比べてお得感がある。もりそば270円+大盛券100円+大盛券100円=特もり470円となるのに対して、もりそば270円+大盛券100円+大盛券100円+大盛券100円+大盛券100円=富士山もり670円となるはずのところ、実際の富士山もりは560円だ。

実際に富士山もりを注文した人は店頭のディスプレイに魅了されるようだ。まさに富士山であろうかとするように、そばがうず高く盛られている。迫力がある。しかし実際に出てくるのは、店頭に飾られているサンプルほど高くはないそばの山のようだ。あくまでもそばは三玉である。少しがっかりするらしい。

されど三玉だ。しかも、つゆの器が通常よりも大きく、ミニ丼で使われている丼で出されるようで、これが目の錯覚を生むこともあり、実際に食べてみると、かなりの量になるらしい。

店舗によっては富士山もりのない富士そばもあるようだが、高田馬場店と高田馬場駅前店ではメニューに含まれていた。

富士そば高田馬場店の赤辛もり大盛うどん

富士そば高田馬場店の赤辛もり大盛うどん

富士そばで赤辛もり大盛うどんを食べた。430円だ。

最近、富士そばは実は悪くない立ち食いそば屋なのではないかと思っている。冷たいそばが意外にも美味かったのだ。

高田馬場店の限定メニューを注文してみた。赤辛もり大盛うどんだ。そばにするか、うどんにするかは悩んだ。富士そばからもう少し歩けば、激辛つけめんの高木やがある。もしかしたら富士そばが高木やの代わりになるのではないか。430円で高木やに近づけるのではないか。調子にのってそんなことを考えた。可能性があるとすれば、そばではなく、うどんだ。

うどんは茹で置きがないので、一から茹でるようだ。茹で上がりを待つ間に期待がつのる。そばの注文に抜かれつつも、厨房から声がかかった。できあがったようだ。

もりうどんとつけ汁に、そば湯がついてきた。

うどんは断面が長方形だ。洗いが足りなかったのか、ぬめりが残っている。口当たりが少し悪い。これは残念だ。うどん自体はコシがあって、悪くはない。

つけ汁には、みじん切りのタマネギ、白ゴマ、七味唐辛子が浮かんでいた。レモンの切れ端のようなものも浮かんでいる。つけ汁それ自体には限定メニュー独自の工夫は何もないようだった。期待が高すぎた。

もりうどん大盛は370円だ。+60円の430円でつけ汁の薬味が変更になる。これが赤辛もり大盛うどんの正体だ。考えてみれば当然の結果だ。期待しすぎたのだ。

つけ汁は締めでそば湯で割って飲んだ。薄味となったつゆに唐辛子の辛さが際立って咳き込んだ。残念だ。

富士そばはもりうどんよりももりそばのほうがきっと美味いに違いない。そう確信できたのが今回の収穫だ。

ところで、富士そば高田馬場店はどうやら他店と比べて安いらしい。しかも冷たいそば・うどんでも追加料金が発生しないメニューが多い。

数日前の夕そばの話だが、かけそば280円、温泉玉子+60円、油揚げ+90円で400円で、通常は冷しだと+50円されるから、300円の夕そばは150円お得であるなどと書いたが出鱈目だった。正しくは、かけそば270円、温泉玉子+60円、油揚げ+80円で410円だから、300円の夕そばは110円お得である、となる。

小諸そばは店舗による違いがほとんどないが、富士そばは店舗ごとにかなりの違いがあるようだ。もしかしたら高田馬場店も線路を挟んだ山手線外側にある高田馬場駅前店とかなりの違いがあるのかもしれない。

富士そば高田馬場店の朝得セット

富士そば高田馬場店の朝得セット

富士そばで朝得セットを食べた。200円だ。朝得セットは半そばまたは半うどんに俵型おむすびで味は明太子、しゃけ、ごまの3種類朝5時から朝10時までの5時間販売だ。半そばは冷たいそばでも注文できた。

200円だ。安価なのは分かる。しかし1分で食べ終わる量なのだ。

俵型むすびは一口大だ。明太子、シーチキン、ごまの3種類だった。しゃけではなくシーチキンだった。明太子とシーチキンはまだいい。しかしごまはキュウリのキューちゃんをのせて食べた。キュウリのキューちゃんをのせなければ、ゴマが少量のったただの白飯だ。

冷かけそばは半そばだ。具はワカメにネギだ。わさびがついている。そばを啜る。やっぱりゴムみたいだ。以前は高田馬場駅前店で感じた。今度は高田馬場店だ。そばの仕入先は高田馬場駅前店と高田馬場店で違うらしいのだが、どちらのそばもゴムみたいだった。弾力はある。しかし風味らしい風味が感じられない。嫌いではない。嫌いなのは、ふにゃふにゃで、ぬめぬめして、もそもそするそばだ。しかしそれでもやっぱり美味くはない。

朝得セットはお得ではなかった。朝そばのほうが質量ともに満足感があった。

富士そば高田馬場店の朝得セット

富士そばで朝得セットを食べた。200円だ。朝得セットは半そばまたは半うどんに俵型おむすびで味は明太子、しゃけ、ごまの3種類朝5時から朝10時までの5時間販売だ。半そばは冷たいそばでも注文できるが、温かいそばのつゆを飲み干したかったので、今回は温かいそばを注文した。

俵型むすびの具がしゃけではなくシーチキンだったことがあるが、今回はしゃけだった。しかし具の量が減っている。キュウリのキューちゃんの助けの他に七味唐辛子の助けも借りざるをえなかった。具が通常よりもほんのちょっとだけ少なかっただけなのかもしれないが、具の量がもともと少ないため、その少しの量の差が強烈な味の差となって現れてしまう。大袈裟にいえば具なしご飯を頬張らされてしまっているような印象を今回は受けた。あと今回は、俵型ではなく、底が平らになった半俵型むすびになっていたような気がする。ご飯が潰れてしまっていたのかもしれない。

半かけそばのそばは茹で立てで、茹で過ぎでもなかった。想像以上に悪くない。つゆも全て飲み干す。朝得セットの量が少ないことは最初から分かっていたので、予想以上に温かいつゆで腹が満たされたことに充実感を覚えた。

富士そば変り種メニュー

作者:馬場飯
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