富士そば日記2012年 - 東京立ち食いそば

2012年01月29日和風ラーメン(かけ)

富士そばの和風ラーメン

2012年1月29日に富士そば和風ラーメン(かけ)を食べた。270円だ。

富士そばの和風ラーメンとは、かけそばのそばを中華麺に変更しただけのメニューだ。鰹節の効いたつゆも、具のネギやワカメも全く同じだ。違うのは、そばが中華麺になったという、ただその一点だけだ。

そばは、温かいかけそばで喰うよりも、冷たいもりそばで喰ったほうが美味い。富士そばに限った話ではないが、特に生そばを使っている立ち食いそば屋では、そういう傾向が顕著だ。かけよりも、もりのほうが、そばの香りを楽しめるという、蕎麦通ではない。立ち食いそばに香りは期待していない。歯応えや口当たりが問題なのである。かけそばは、ふにゃっと柔らかかったり、ぼそぼそとしたり、またぬめりを感じたりすることが多いのだ。

そこで、寒い日に立ち食いそば屋でかけを注文するときには、そばではなくて、うどんを注文することで、かけそばを避けてしまうことがある。そばよりも、うどんのほうが熱に強く、食感がそれほど劣化しないのだ。しかし、あらためて考えてみると、確かに別に中華麺でも悪くはないんじゃなかろうかと思う。

富士そばの和風ラーメンがその答えだ。まさに、かけラーメンである。

美味いと絶賛するような味ではないけれども、それなりだった。美味くもないが悪くはない。しかも、あろうことか、かけそばよりは美味い。富士そばのラーメンは、確かにマニアックなメニューであることは間違いないが、一度食べてしまえばもう二度と食べることのないメニューではなく、今後も選択肢の一つとして充分にアリなメニューだ。

富士そばのカレーかつ丼

ちなみに、今回の当初の目的はカレーかつ丼を食べることだった。きっかけは漫画だ。『めしばな刑事タチバナ』である。現時点で第3巻まで発売されている。一気に全て読みきった。とても面白かった。

この漫画の第1話に登場するのが富士そばのカレーかつ丼だ。とても大人気ない話だが、無性に食べてみたくなってしまった。胃袋は理性で抑えられない。

富士そばの高田馬場店にも高田馬場駅前店にも確かカレーかつ丼はなかった。記憶と記録に頼りながらカレーかつ丼を探す。池袋西口や新大久保で食べられそうなことを確認して、今回は新大久保駅と西武新宿駅の中間にある富士そば西武新宿店にカレーかつ丼を食べに行ったのだった。

店頭のディスプレイを眺める。確かにカレーかつ丼が置いてある。これはいい。ドキドキしながら入店して券売機を眺める。

そのときだった。「ラーメン」「和風ラーメン(かけ・もり)」のボタンが目に飛び込んでしまったのだった。

かなり困った。いっそのことカレーかつ丼もラーメンも二つ合わせて注文してしまおうかと思った。しかし思いとどまった。胃袋に、どちらを食べたいかを尋ねてみる。どうやらラーメンらしい。ここまでくれば話は早い。ラーメンと和風ラーメン(かけ・もり)のうち、ラーメンは400円と高いため、不味かったときのダメージが大きい。和風ラーメンでかけにするか、もりにするかだ。もりにすれば、きっとあつもりのようなつけ麺になるのだろうと想像して、今回はよりラーメンっぽいだろう、かけを注文することにした。

こうして、富士そばで和風ラーメン(かけ)を食べるに至ったのだった。どうでもいい話なのだけれども、自分にとってはよい思い出になるような気がする。

2012年01月31日朝そば

富士そばの朝そば

2012年1月31日に富士そばで朝そばを食べた。300円だ。

富士そばの朝そばは、朝のみ販売されている時間限定メニューで、油揚げ、温泉玉子、ワカメ、ネギと具の充実したそばである。温かいそばと冷たいそばが選べて、冷たいそばは、もりそばではなく、冷かけそばになる。なお、夕そばも時間限定メニューだが、提供される時間帯が違うだけで、朝そばと同じそばである。

朝そばは、300円で充実した具を味わえるというお得感が最大の特徴だ。普段は冷しきつねそばなんて絶対に注文しないのに、ここぞとばかり富士そばでは朝そばを注文してしまう。

そのため、他の立ち食いそばチェーン店の油揚げを知らない。油揚げといえば、どうしても富士そばの朝そばで食べる油揚げとなってしまうのだ。ただし予感はしている。富士そばの油揚げは貧相なのではないかという予感だ。フンワリ感がなくぺったんこな油揚げだ。立ち食いそばチェーン店の油揚げなんて、どの店でもこんなものなのだろうか。

さて、朝そばである。

本日のそばは注文してから茹ではじめた。富士そばは、そばの仕入先を一箇所に限定せず、興和物産と紀州屋製麺を競わさせている。今回のそばは興和物産だった。茹で立ての興和物産のそばは、意外にもいわもとQのそばの口当たりに少しばかり似ていた。今回の富士そばのそばは、いわもとQのそばのように、表面に少々のぬめりを感じたのだ。

小諸そばゆで太郎とはそばの太さがそもそも違う。吉そば生そばではなく、茹でそばだからそもそも違う。そう考えれば、確かに富士そばといわもとQのそばは、どちらも生そばだし、太さも似ている。そして、表面に少々ぬめりがある。

しかし、洗いが足りないのが直接的な原因なのかもしれない。いわもとQは押し出し式製麺機で、興和物産は切り歯を交換する普通の製麺機だ。普通に考えれば、口当たりが似ることはないはずだ。そう考えると、やっぱり単にぬめりは洗いが足りないのが原因だったに違いない。残念さがこみ上げる。冬だからこそ、しっかり冷水で洗ってもらいたい。

なお、いわもとQのそばにぬめりを感じることが多いのは、押し出し式製麺機が原因なのか、単に洗いが足りないだけなのか、よく分からない。製麺機の問題もあるような気がしてならないのだけれども。

2012年03月30日朝得セット

富士そば高田馬場店の朝得セット

2012年3月30日に富士そばで朝得セットを食べた。200円だ。朝得セットは半そばまたは半うどんに俵型おむすびで味は明太子、しゃけ、ごまの3種類朝5時から朝10時までの5時間販売だ。半そばは冷たいそばでも注文できるが、温かいそばのつゆを飲み干したかったので、今回は温かいそばを注文した。

俵型むすびの具がしゃけではなくシーチキンだったことがあるが、今回はしゃけだった。しかし具の量が減っている。キュウリのキューちゃんの助けの他に七味唐辛子の助けも借りざるをえなかった。具が通常よりもほんのちょっとだけ少なかっただけなのかもしれないが、具の量がもともと少ないため、その少しの量の差が強烈な味の差となって現れてしまう。大袈裟にいえば具なしご飯を頬張らされてしまっているような印象を今回は受けた。あと今回は、俵型ではなく、底が平らになった半俵型むすびになっていたような気がする。ご飯が潰れてしまっていたのかもしれない。

半かけそばのそばは茹で立てで、茹で過ぎでもなかった。想像以上に悪くない。つゆも全て飲み干す。朝得セットの量が少ないことは最初から分かっていたので、予想以上に温かいつゆで腹が満たされたことに充実感を覚えた。

2012年04月05日もりそば大盛

富士そば高田馬場駅前店のもりそば大盛 富士そば高田馬場駅前店のもりそば大盛

2012年4月5日に富士そば高田馬場駅前店でもりそば大盛を食べた。もりそば270円+大盛0円だ。

入店して右手の券売機で食券を購入する。富士そばは大盛無料キャンペーン中だ。もりそばの食券の他に大盛0円の食券も発券する。無料なのでボタンを押すだけでいい。

店内奥の厨房で食券を渡す。厨房に向かって左手に給水機がある。水をもらう。右手は食器などの返却口だ。そばは茹でている最中だった。数分待っても茹でたては嬉しい。そんなに急いでいない。適当な席に腰掛けて1-2分ばかり待つ。テーブル席はない。全て一人席だ。

できあがると厨房からメニュー名で呼ばれる。角盆を受け取って席に戻る。そばは竹簀を敷いた間口が広くて浅い鉢に盛られ、そば猪口は薬味皿で蓋をされていた。

そばは生そばだ。色がやや濃いめで、太くも細くもない。興和物産ではなく紀州屋製麺のそばだ。薬味皿のネギをそば猪口に落としてから食べはじめる。そばがとても冷えている。口当たりがとても良い。歯応えに弾力は乏しく、噛むと折れるような食感だ。とにかくしっかりと冷たいそばという印象が残る。悪くはないが、美味いというのも何だか違う。茹で時間が短めで、しっかり洗うと、こういうそばになるのだろうか。立ち食いそばではありえないはずだけれども、蕎麦粉と小麦粉の割合で蕎麦粉が多いときの食感にも似ている。卓上のワサビをそばと一緒に食べても良い。少量でも確かに辛味と爽やかさが加わる。

好みとは少し違っていたが、このそばが好物で堪らないという方がいても理解できる味わいだった。満足だ。

2012年04月09日もりそば大盛

富士そば高田馬場店のもりそば大盛 富士そば高田馬場店のもりそば大盛

2012年4月9日に富士そば高田馬場店でもりそば大盛を食べた。もりそば270円+大盛0円だ。

入店すると二台の券売機に挟まれる。左手の券売機で食券を購入する。富士そばは大盛無料キャンペーン中だ。もりそばの食券の他に、お手製の大量印刷された大盛0円の食券をもらう。

店内左手にある厨房で食券を渡す。厨房に向かって左手に給水機やそば湯ポットがある。右手は食器などの返却口だ。そばは茹でている最中だった。数分待っても茹でたては嬉しい。そんなに急いでいない。適当な席に腰掛けて1-2分ばかり待つ。テーブル席はない。全て一人席だ。

できあがると厨房からメニュー名で呼ばれる。角盆を受け取って席に戻る。そばは竹簀を敷いた間口が広くて浅い鉢に盛られ、そば猪口は薬味皿で蓋をされていた。

そばは生そばだ。色がやや濃いめで、太くも細くもない。紀州屋製麺ではなく興和物産のそばだ。量が多い。高田馬場駅前店と比べて大盛にしたときの量が違う。これだけしっかりとそばが食べられるならば他には追加で何も注文する必要がなさそうだ。素晴らしい。

薬味皿のネギをそば猪口に落とし、ワサビと一緒に食べはじめる。高田馬場駅前店と違って、卓上にワサビは用意されておらず、薬味皿にワサビものっていた。少量でも確かに辛味と爽やかさが加わる。そばの口当たりは悪くないが、少しボソボソする。歯応えに弾力は乏しく、噛むと折れるような食感だ。悪くはないが、美味いというのも何だか違う。茹で時間が短めで、しっかり洗うと、こういうそばになるのだろうか。立ち食いそばではありえないはずだけれども、蕎麦粉と小麦粉の割合で蕎麦粉が多いときの食感にも似ている。

好みとは少し違っていたが、このそばが好物で堪らないという方がいても理解できる味わいで、たっぷりとそばを堪能できる。やっぱり質より量で、量も味のうちだ。かなり満足した。

作者:馬場飯
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