メーヤウ信濃町店 - メーヤウ愛好者の回想

メーヤウ信濃町店の紹介

店舗外観 店舗外観

メーヤウの歴史は信濃町からはじまった。1983年創業で店主は暮地龍二氏だ。

当初は信濃町駅前に掘っ立て小屋のような様相で建っていました。まるでぞうきんというかぼろ布のようなのれんが掛かっていて、あたりに何とも言えないナンプラーの香りを漂わせて.....。*

店の入ったビルは慶應義塾大学病院の直ぐ傍らで外苑東通り沿いにあるが、店への入口は通り沿いではなく脇道側にあるので少し分かりづらい。通り沿いに掲げられた看板を目印にして、脇道から店のある地下1階への階段を降りる。雑居ビルの地下1階で薄暗い雰囲気があるため、階段を降りるのに躊躇する人もいるらしいが、実際には不安になる要素など何一つない。安心して入店してもらいたい。

行列店だ。地下に降りると人が並んでいることが多いようだ。ときには行列は階段上まで伸び、数十分も待たされることがあるらしい。

店内は喫茶店のような雰囲気で昼夜問わず赤い照明に包まれている。客の出入りが激しく活気がある。

食後ものんびり寛ぐといった雰囲気ではない。食べ終われば店員が皿を片付ける。きっと店外には行列もある。汗がひいたら席を立ち精算すべきなのだろう。

殺伐としているが、旧早稲田店の雰囲気に近い。とにかく腹一杯喰って出る。懐かしく、とても良い。

メーヤウ信濃町店への訪問履歴

2011年09月24日メーヤウカレー(大辛)@メーヤウ信濃町店

卓上調味料 メーヤウカレー

2011年9月24日にメーヤウ信濃町店でメーヤウカレー(大辛)を食べた。730円だ。

カレーはレッドカレーだ。タイカレーだ。スープ状である。ココナッツミルクの風味は控えめで辛さが際立っているけれども、辛すぎることはない。攻撃的な辛さではないので、スパイシーさを堪能できる。とはいっても、卓上のティッシュにお世話になることは必須の辛さではある。

ライスはジャポニカ米だ。硬めに炊かれている。皿に押しつけられるように盛りつけられているのは残念だったが、美味い。タイカレーなのにジャポニカ米なのも残念なはずだ。しかしメーヤウではジャポニカ米をカレーに合わせて頬張るのがしっくりきてしまう。メーヤウからタイ料理遍歴がはじまったので、メーヤウではジャポニカ米と刷り込まれているのかもしれない。

具は鶏肉、ゆで玉子に、じゃがいもだ。タイカレーでもじゃがいもを入れるのがメーヤウ流だ。

鶏肉をほぐし、ゆで玉子とじゃがいもを崩してから、全ての具をカレーと一緒にライスにかけて、よく混ぜてから食べる。多分、これが最も美味い食べ方なのだと思う。しかし今回は一品々々を味わうように食べてみた。

鶏は大ぶりの手羽元でよく煮込まれており、骨から肉が綺麗に剥がれる。カレーに浸して食べる。美味い。じゃがいもは大ぶりで熱々に茹でられている。ほくほくと柔らかい。小さく切ってカレーに浸しても、崩してカレーに混ぜても美味い。ゆで玉子は半個で固ゆでだ。辛さを中和してくれる。

全てが美味かった。素晴らしい。メーヤウ信濃町店はメーヤウの歴史を開始させ、常にその頂点であり続けたのかもしれない。

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作者:馬場飯