サラダバーのある松屋(MATSUYA for yourself) - 松屋ファンクラブ
牛めし等が通常価格よりも安く、店舗限定メニューが盛り沢山で、サラダバー・ドリンクバーもある松屋がある。MATSUYA for yourselfだ。全国で二店舗しか展開されていない。南阿佐ヶ谷店と武蔵小金井店だ。
- 松屋ファンクラブ(牛めし・豚めしのススメ)
- サラダバーのある松屋(MATSUYA for yourself)
MATSUYA for yourselfの紹介
阿佐ヶ谷駅の改札口を抜けたら、ひたすら南に進む。突き当たりまで進む。その突き当たりにMATSUYA for yourselfがある。
JOYFUL PLAZAの二階だ。想像以上に目立たない。まさかこんなところで松屋の新業態のMATSUYA for yourselfが展開されているとは誰も思わないだろう。知る人だけが知る。そして知る人だけが幸せになれる。そんな店舗がここにある。
松屋の通常メニューの価格が安い。牛めしならば250円だ。
松屋では注文できないメニューも多い。ドリアがある。ボローニャ風290円と、それに茄子が追加された茄子とミートソース390円の二種類だ。定食は鉄皿プレートの定食類が揃う。ハンバーグ480円、チキン530円、牛焼肉480円の三種類だ。そして朝定食は選べる小鉢が一つだけではない。二つになっている。さすがにミニ牛皿は選択できなくなっているが、ミニサラダ、生玉子、半熟玉子、納豆、ミニお新香、ミニキムチ、とろろ、コーヒーの8種類から2品を選べるようになっている。
そして、サラダバーとドリンクバーがある。サラダバーは250円、ドリンクバーは180円だ。
サラダバーが250円だ。どんなに安いサラダバーでも単品注文では500円台から600円台である。MATSUYA for yourselfのサラダバーは250円なのだ。半額以下である。メニューの一覧のなかでも輝いて見える。MATSUYA for yourselfのサラダバー250円はあまりに眩しすぎる。MATSUYA for yourselfに通うならば、一度は単品サラダバーを心ゆくまで堪能すべきだ。サラダバーだけ他店と次元が違うのである。
ちなみに、どうでもいい豆知識だが、松屋ではサラダではなく生野菜だけが販売されているが、MATSUYA for yourselfでは生野菜ではなくサラダだけが販売されている。
ゆったりした店内で、おいしく、楽しく!
とのことだ。松屋とは違うらしい。松屋では、殺伐としたカウンター席のみの店内で、当たり外れの多いメニューからハズレくじを引かないように細心の注意を払いつつ、とにかく食べ終えたら即座に立ち去る。それが松屋の流儀だった。
MATSUYA for yourselfは違う。そもそもドリンクバーがあるのだ。ゆったりした店内で、本当にのんびりと寛ぐことができるのだ。殺伐さのかけらもない。それに食事すら絶対に必要ではない。ドリンクバーだけ注文して喫茶店のように利用することさえできてしまうのが、MATSUYA for yourselfの潜在能力の凄さである。
また、松屋定番の牛めしを250円で!
とのことだ。素晴らしい。セルフサービスが前提だからだろう。松屋と比べてMATSUYA for yourselfは安い。これはとてもありがたい。セルフサービスは大歓迎だ。松屋とMATSUYA for yourselfが並んで二軒あれば、誰もがMATSUYA for yourselfに入店するに違いない。
入店する。
自動ドアの向こうには、直ぐ右手に券売機があった。松屋では見慣れた券売機ではない。タッチパネル式の券売機だ。
戸惑いつつも、「店内」「サイドメニュー」から「サラダバー」を選択して、最後に「SUICA」に触れると、SUICAで支払ができた。
食券が発券される。そして、それと同時に厨房に注文が自動送信される。ディスパッチシステムだ。
松屋でもディスパッチシステムが導入されているが、MATSUYA for yourselfではそれが実際に体感できる。松屋では食券を店員に渡すし、店員は厨房に向かって注文を読み上げているので、本当にディスパッチシステムが導入されているのかどうか実感しにくい。ところが、MATSUYA for yourselfでは食券をサービスカウンターの店員に渡さない。そのまま席に着けばいい。調理が終わると、サービスカウンターの店員から呼ばれるのだ。
サービスカウンターが松屋のイメージを根底から覆す。
左手にはモニターがあって、自分の注文の状況を確認することができる。調理が終わると、店員から呼ばれる。ちなみに、サラダバー単品の場合は調理時間はゼロである。モニターを見るまでもなく即座にサービスカウンターの店員から声がかかる。
右手にはサラダバーがある。
サラダバーは、敷きつめられた氷の上に、野菜等がのせられたトレイが上下二段に並ぶ。愕然とする。やっぱり松屋ではない!これは決して松屋ではない!!
上段の大きなトレイは左から順に、お馴染みの生野菜に、レタス、マッシュポテトだ。生野菜は、松屋の通常の生野菜からコーンと赤キャベツが除けられている。コーンと赤キャベツは下段のトレイから自由に盛りつけられる。レタスは大ぶりにカットされている。そして、マッシュポテトだ。サラダバー単品で注文した場合は、このマッシュポテトの使い勝手がとてもいい。
下段のトレイは左からコーン、赤キャベツ、レーズン、クルトンで、右下端の小さなカップにはベーコンビッツと粉チーズだ。コーンと赤キャベツは松屋の生野菜でお馴染みの食材だが、他の食材は松屋では出会うことのできない食材ばかりである。
ドリンクバーはサービスカウンターに向かって左手後方にある。ドリンクバーの手前には松屋でお馴染みの調味料が並ぶ。調味料の上には箸やフォーク、スプーンなどの食器がある。
ドリンクバーと調味料の間にはミネラル水の給水機がある。ドリンクバーを注文しない場合は、セルフサービスで利用することになる。
カウンター席よりもテーブル席のほうが多い。色調は淡いブラウンとモスグリーンで統一されている。壁に貼られる広告ポスターは最小限に抑えられている。落ち着く。
基本的に卓上調味料はない。
MATSUYA for yourselfはセルフサービスの店だ。
ご協力いただきまして誠にありがとうございます。お済みの食器は、トレーごと投入口にお入れください。
STEP1 トレーごと投入口にお入れください。
STEP2 自動で右側に流れます。
注意点は二点のようだ。ゴミは食器投入口下のゴミ箱へお捨てください。トレーなしで投入口への返却はご遠慮ください。
何ら手間がかからない。
かなり満足して出口へ。無意味にウキウキしながら帰る。
MATSUYA for yourselfのサラダ
一皿目のサラダだ。奥にレタス、手前は生野菜と赤キャベツ、中央にはマッシュポテトをガツンとのせた。ポテトには粉チーズとベーコンビッツをふりかける。ドレッシングはフレンチドレッシングにする。
ニ皿目のサラダだ。底に生野菜を強いて、中央には赤キャベツ、時計順にマッシュポテト、コーン、クルトン、レーズンだ。ドレッシングはフレンチドレッシングだ。
とにかく盛りつけを楽しんだ。どう考えても松屋らしくないクルトンとレーズンをたっぷりとのせてみた。これは松屋の生野菜からもっともかけ離れた一品だ。
マッシュポテトは一皿目よりさらにガツンと三玉分ものせた。これは腹にずしりと溜まる。ライスは要らない。炭水化物はマッシュポテトだけで十分すぎる。
三皿目のサラダだ。高く盛りつけてみた。生野菜のタワーだ。フレンチドレッシングをかける。
欲張って高さの限界の挑戦してみたくなったが、理性がその欲望を押しとどめてくれた。しかし食べ応えがある。たっぷりと生野菜を腹に詰め込む。
四皿目のサラダだ。上から順にベーコンビッツ、赤キャベツ、生野菜だ。クルトンを少量のせて、ゴマドレッシングをかけた。
フレンチドレッシングばかりだったので、ゴマドレッシングを使ってみた。粉チーズかベーコンビッツが迷って、ゴマドレッシングならばまだベーコンビッツのほうが合うに違いないはずと選択した。満腹だ。
五皿目のサラダだ。最後に食べきれる量だけを盛った。生野菜、赤キャベツにベーコンビッツとレーズンだ。ドレッシングはフレンチドレッシングだ。
MATSUYA for yourselfの店舗
MATSUYA for yourselfは全国で二店舗しか展開されていない。南阿佐ヶ谷店と武蔵小金井店である。
- MATSUYA for yourself 南阿佐ヶ谷店
- 杉並区成田東5-42-15 ジョイフルプラザ2F
- MATSUYA for yourself 武蔵小金井北口店
- 小金井市本町5-18-5 太平ビル1F