背脂専門スーパーラーメン ポラリス (390円ラーメンの思い出) - 高田馬場B級グルメ

背脂専門スーパーラーメン ポラリスの高田馬場1号店は2012年8月10日に閉店した。

ポラリスの辛味噌ラーメン390円は高田馬場・早稲田周辺のラーメン屋に対するアンチテーゼだった。

ラーメン一杯が600円や700円は当たり前の時代である。

ポラリスは違った。390円だ。ポラリスは300円台のラーメンの美味さと満腹感に挑戦してくれた店だった。そして、そのチャレンジは見事に成功していた。それなりに美味かったのである。そして満腹感も得られたのである。

こうして世界が変わった。幸楽苑の中華そば、日高屋の一部店舗の中華そばは290円だ。これはこれで素晴らしい。しかし100円を追加しても390円で、もっと美味く満腹になるラーメンを喰いたいという客は多いはずだ。ポラリスの辛味噌ラーメン390円は、残念なラーメン屋の600円、700円のラーメンを凌駕する味わいと量だったのである。

意気込みを感じた。感動した。そして本当に世界が変わった。牛丼チェーン店立ち食いそばは安い。それなりに美味い。しかし飽きる。ポラリスの美味さと低価格は絶妙だった。今日は牛丼はやめてラーメンにしよう。そういう選択肢をポラリスは実現してくれたのだ。

正直に言えば、ポラリスの思い出は良いものばかりではなかった。しかし、今だから言える。ありがとう、ポラリス。濃密なときを過ごせた。経験しがたい満足感も得られた。本当にありがとう、ポラリス!!

背脂専門スーパーラーメン ポラリスの紹介

ポラリス店舗(高田馬場1号店)

2011年9月25日になんまら屋北祭の跡地で創業した。株式会社丸千代山岡家による新業態である。オープンセールで2011年10月31日まではラーメン300円、チャーシュー麺500円だった。

2011年11月1日からの通常営業ではラーメン500円、チャーシュー麺700円となったが、2011年11月11日、111111の1の六並びの日に奇跡のラーメン390円で販売を開始した。しかもゆで玉子がサービスされる。先着100名とのことだが、実際には100名以上にサービスしていそうだ。閉店間際でもサービスしてもらえることがある。

背脂専門スーパーラーメン ポラリスは、390円という価格にもかかわらず、質量ともに充実したラーメンを提供してくれる店だ。高田馬場・早稲田周辺で最もお得なラーメンが食べられる。

しかし知っているだろうか。2011年11月1日から10日までの魔の10日間を。店内を覗くと客が誰もいない。いたたまれない。逃げ出したくなる。幸せなオープンセールの時期は去り、誰もいなくなった10日間が到来したのだ。意味もなく哀しくなる。しかし、もう安心のようだ。自分もその一人だが、固定客もついたに違いない。安定して客が出入りする店になった。中華料理チェーン店と比べても遜色ない安さ、ラーメン専門店のような個性的な味、そして中盛券を買わなくても満腹になれるだけの量を兼ね備えた名店だ。今後も固定客は増加していくに違いない。ただし、はっきりしているのは遠方からわざわざポラリスのラーメンを食べに来る客はほとんどいないということだ。そこまで魅力的な味ではないし、宣伝もしていない。あくまでも地域密着型ラーメン店なのだ。それでいいし、今後もそれがいい。

店名のポラリスは北極星を指す。なぜ北極星を指すポラリスを店名にしたのかは不明だが、実際の店の雰囲気はその響きから受けるSF的な印象やロマンチックな印象からはかけ離れている。しかしポラリスを見つめ続けてきた者には何となく分かる。高田馬場・早稲田の中心で輝き続けるラーメン屋にきっとなるのだ。周辺の店は変わり続けるが、ポラリスだけは常に変わらず光り輝く。たとえそれが泥沼に映った、地べたを這ったヒカリでも、それでも不動点として輝き続けるのだ。

店頭にはラーメン二郎を彷彿とさせる黄色い看板が掲げられている。大きく黒字で中央にラーメン、その両隣にはスーパー背脂専門とある。この看板の下部には黒地の白抜きで星の瞬く中にポラリスとあるが、ここだけが何だか唯一ポラリス的だ。

入口から右手に券売機があり、その隣が給水機だ。食券制で、水もセルフサービスである。店員の誘導に従って着席する。カウンター席だけでテーブル席はない。食券を渡すときに「背脂の量は普通でいいですか?」と尋ねられる。多め、普通、少なめ、なしの4種類が選べる。なお、麺の硬さについては、硬めとか、柔らかめとかを実際に注文している客がいて、店もそれで注文を受付したケースを目撃したことがある。逆に断られているケースを目撃したことは今のところないので、注文すればきっと対応してもらえるはずだ。なお、スープの濃さについては卓上に醤油ダレ、塩ダレが置かれているので、自分で調整することができる。

オープンセール期間中は立派な繁盛店だった。390円ラーメンの販売を開始した今後に期待したい。常に閉店と隣り合わせのような切なさが心に染み入る時期はもう終わった。2012年1月20日には三重県鈴鹿市に2号店がオープンする。ポラリスの快進撃がこれからはじまるのだろうか。

品名価格
ラーメン醤油390円
辛味噌
チャーシュー麺醤油590円
辛味噌
麺追加価格
中盛券(麺1玉増)+100円
大盛券(麺2玉増)+200円
特盛券(麺3玉増)+300円
サイドメニュー価格
ライス+100円
味玉子+100円
メンマ+100円
キムチ+100円

メニューは基本的に六種類で、それ以外は麺量変更、ライス、トッピングだけだ。

ちなみに、特盛4玉を30分以内で食べ尽くした場合は、ポラロイド撮影のうえ、写真を壁に貼り出してもらえる。最高で6玉を完食した人がいた。

ラーメン(醤油)
麺は加水率がやや低めの中細ストレート麺で、スープの色に染まっている。茹で加減は硬めでややポキポキとした食感だ。この麺がポラリス最大の魅力だ。
スープは豚骨醤油で、醤油ダレは濃いめ、油はたっぷりだ。豚骨出汁よりも濃いめのタレと油が特徴的なスープである。これに背脂が好みで浮かべられる。
具はチャーシュー、メンマ、ナルト、ワカメ、青ネギ、タマネギだ。チャーシューは薄く、他の具も量は少なめ。タマネギがスープにぴったりと合う。
ラーメン(塩)
麺と具は、醤油・塩・辛味噌で違いはない。
豚骨塩スープはこってりと濃厚で、やはり油がたっぷりだ。塩ダレは醤油ダレほどではないが甘め。
ラーメン(辛味噌)
麺と具は、醤油・塩・辛味噌で違いはない。
辛味噌スープはそれほど辛くない。
中盛券(麺1玉増)
+100円で麺1玉が増量される。
丼が巨大なすり鉢に変更される。スープの量も増えるので、実質的にはかなりの増量だ。
普通の男子学生ならばこれが食べ切れる限界ではないかと思う。
たとえ大盛、特盛で食べ切れたとしても、きっともう食べ終わる直前はもはや美味くないはず。
ライス
丼飯ではない。茶碗にライスが盛られてくるので量は普通だ。
炊き加減は硬めでも柔らかめでもなく普通だ。
同じ+100円ならば中盛券を購入したほうが迫力のある増量となる。

背脂専門スーパーラーメン ポラリスの店舗

営業時間(1号店)

11:00から300食売切まで。年中無休。

住所(1号店)

新宿区高田馬場2-1-2

早稲田通り沿い北側で、馬場口交差点から西へ直ぐ。三ツ矢堂製麺の隣だ。

住所(2号店)

三重県鈴鹿市南玉垣町2318-1

背脂専門スーパーラーメン ポラリスへの訪問履歴

2011年11月11日ラーメン(醤油):390円

ポラリスの醤油ラーメン

2011年11月11日にポラリスで醤油ラーメンを食べた。390円だ!

知っているだろうか。2011年11月1日から10日までの魔の10日間を。店内を覗くと客が誰もいない。いたたまれない。逃げ出したくなる。哀しさのあまり、記憶からポラリスを消去しようとした。幸せなオープンセールの時期は去り、誰もいなくなった10日間が到来したのだ。ラーメンを500円で販売していた期間だ。

絶望的な期間だった。ポラリスのラーメンを300円で食べられる期間が長かったため、他のラーメンを食べる気になれないのだ。それでも食べたのが、困ったときに帰るべき店の高木やと、おやつラーメン300円のほづみだった。

高木やは満足した。でも、心の片隅ではポラリス300円ラーメンと比較してしまっていた。ほづみでは満足しきれなかった。

そんななか、本日、ポラリスのラーメンが390円で帰ってきていた!

これでいい。これが理想的だ。誰もが通いたくなる価格、質と量だ。なんて素敵な日なのだろう。

麺は加水率がやや低めの中細ストレート麺で、スープの色に染まっている。茹で加減は硬めでややポキポキとした食感だ。この麺がポラリス最大の魅力だ。

スープは豚骨醤油で、醤油ダレは濃いめ、油はたっぷりだ。豚骨出汁よりも濃いめのタレと油が特徴的なスープである。これに背脂が好みで浮かべられる。

具はチャーシュー、メンマ、ナルト、ワカメ、青ネギ、タマネギだ。チャーシューは薄く、他の具も量は少なめ。タマネギがスープにぴったりと合う。

松屋で豚めし+生野菜の390円にするか、ポラリスでラーメン390円にするか、悩ましくも幸せな日々が今後は継続しそうだ。

2011年11月15日ラーメン(塩):390円

2011年11月15日にポラリスで塩ラーメンを食べた。390円だ!

ゆで玉子がサービスだった。二つ出されたが、一つは殻を剥かずに残した。他の方にあげてください。

もう今のままのポラリスで満足です。こんなに幸せなことはありません。

2011年11月17日ラーメン(醤油):390円

2011年11月17日にポラリスで醤油ラーメンを食べた。390円だ!

スープに鰹節の香りがした。冷静に考えるとありえないが、何だかこれはこれで悪くなかった。ポラリスに夢中だ。中毒患者になりつつある。注意しよう。

自宅だ。

嫁「今日もポラった?」

自分「ポラりました。ごめんなさい

もう絶対に注意していこう。

2011年11月18日~12月15日:ポラリスに通い続ける日々

もう何も書くことがない。このままでいい。このままがいい。

  1. 2011年11月18日ラーメン(醤油)中盛:490円
  2. 2011年11月24日ラーメン(塩):390円
  3. 2011年11月28日ラーメン(醤油):390円
  4. 2011年12月02日ラーメン(醤油):390円
  5. 2011年12月08日ラーメン(醤油):390円
  6. 2011年12月15日ラーメン(醤油):390円

2012年01月06日ラーメン(醤油):390円

ポラリスの卓上調味料等

2012年01月06日にポラリスで醤油ラーメンを食べた。390円だ!

スーパーラーメン背脂専門ポラリスは、390円という価格にもかかわらず、質量ともに充実したラーメンを提供してくれる店だ。高田馬場・早稲田周辺で最もお得なラーメンが食べられる。

半月ほどご無沙汰していたので、ポラってみたところ、卓上調味料が変わっていた。醤油ダレと塩ダレが姿を消して、唐辛子が置かれていた。これで卓上には、唐辛子、胡椒、ふりかけと、紙ナプキン、爪楊枝が揃うことになった。スープは最初から濃い味つけだったので、醤油ダレや塩ダレの出番はほとんどなかった。撤去されても何の問題もない。むしろ新しく登場した唐辛子に興味津々だ。

蓋を開けると、粉末状の七味唐辛子だった。ペースト状のニンニク入り韓国唐辛子を少し期待してしまった。大好物なのだ。

折角なので大量に投入してみる。食べる。風味よりも辛味を重視した七味唐辛子だった。粉末の粒が大きく、粉っぽい。混ぜて食べる。汗が少し出る。かなり大量に入れない限り、濃いスープに霞んでしまいそうだ。しかし、それでいいのだろう。悪くはなかった。

使う機会のない醤油ダレや塩ダレが、それなりには使えそうな唐辛子に置き換えられた。これは良い傾向だ。

ところで、久し振りに食べて気づいたことが何点かある。

そして、丸千代山岡家グループはポラリス2号店を出店するようだ。2012年1月20日に三重県鈴鹿市にあった山岡家鈴鹿店の跡地でポラリス2号店がオープンの予定である。

2012年01月14日ラーメン(辛味噌):390円

ポラリスの辛味噌ラーメン

2012年1月14日にポラリスで辛味噌ラーメンを食べた。390円だ!

背脂専門スーパーラーメンポラリスは、390円という価格にもかかわらず、質量ともに充実したラーメンを提供してくれる店だ。高田馬場・早稲田周辺で最もお得なラーメンが食べられる。

新メニューの辛味噌ラーメンが登場していた!昨年の12月25日には既に辛味噌ラーメンの提供がはじまっていたようだ。ということは1週間前に訪問したときには、既に券売機に辛味噌ラーメンのボタンがあったはずである。全く気づかなかった。しかも卓上から消えていた醤油ダレや塩ダレが復活していた。1週間前には醤油ダレや塩ダレは確かになくなっていたのだが、そのときに限って何かトラブルがあっただけだったのかもしれない。

辛味噌ラーメンは、醤油ラーメンや塩ラーメンと麺や具に違いはなく、スープに使っている醤油ダレや塩ダレが辛味噌に置き換わったものだった。辛味噌は辛味が控えめだが、それなりに美味い。寒い日が続く間は、きっとまた注文したくなりそうな味だった。最後は醤油に戻る予感がしているが、この新メニュー追加はかなり嬉しい。

ところで、ずっと重要なことを勘違いしていたらしい。ポラリスの正式な店名は「スーパーラーメン背脂専門ポラリス」ではなくて「背脂専門スーパーラーメンポラリス」だった。ぐるなびやアルバイト募集のページで確認したところ、「背脂専門スーパーラーメンポラリス」になっていた。修正できるところは修正しておこう。

2012年01月19日ラーメン(辛味噌):390円

ポラリスの辛味噌ラーメン

2012年1月19日にポラリスで辛味噌ラーメンを食べた。390円だ!

背脂専門スーパーラーメンポラリスは、390円という価格にもかかわらず、質量ともに充実したラーメンを提供してくれる店だ。高田馬場・早稲田周辺で最もお得なラーメンが食べられる。

「営業中」ではなく「仕込中」と立て看板が掲げられていたが、店外から様子を窺ってみると、普通に客がラーメンを啜っていたので、入店する。何の問題もなく営業中のようだ。なんてもったいないことをするのだろう。

今回は新メニューの辛味噌ラーメンにした。飽きるまでは辛味噌ラーメンを食べ続けてしまいそうだ。食券を購入した後、給水機で水を注ごうとしたらコップが切れていた。引き出し式のコップ入れから勝手にコップを取り出して使う。

席に着くと店員から「油はどうしますか?」と尋ねられた。少し驚いた。「背脂の量は普通でいいですか?」と尋ねられ、客は「はい」と肯くだけでいいのがマニュアル通りのはずだ。仕込中の看板やコップ切れとか、どうやら新しい店員が入ったらしい。早く慣れてもらいたいものだ。

辛味噌ラーメンは美味かった。最後は醤油ラーメンに戻る予感があるものの、暫くの間は辛味噌ラーメンを注文しつづけそうだ。

2012年1月20日には三重県鈴鹿市に2号店がオープンする。ポラリスの快進撃は続きそうだ。

2012年01月30日ラーメン(辛味噌):390円

ポラリスの辛味噌ラーメン

2012年1月30日にポラリスで辛味噌ラーメンを食べた。390円だ!

背脂専門スーパーラーメンポラリスは、390円という価格にもかかわらず、質量ともに充実したラーメンを提供してくれる店だ。高田馬場・早稲田周辺で最もお得なラーメンが食べられる。

今回も新メニューの辛味噌ラーメンにした。飽きるまでは辛味噌ラーメンを食べ続けるつもりだ。今回で三回目になる。実はかなり美味いラーメンのような気がしてきた。最後は醤油ラーメンに戻る予感があるものの、暫くの間は辛味噌ラーメンを注文しつづけそうだ。しかし、今日の盛りつけはチャーシューの見せ方が上手だ。薄っぺらなんだけれども、巨大に見える。これはかなり美しい。

さて、2012年1月20日には三重県鈴鹿市に2号店がオープンしている。2号店の様子は早くも3名のブロガーによって記事にされていた。

kanngunn氏の券売機画像に驚いた。シュウマイ200円なんてメニューがあるではないか。そこそこの味なんてテプラが貼ってある。あんまり美味くはなさそうだ。でも、気になる。サイドメニューがあまりにも少ないので、こんな些細なことについつい反応してしまうのだ。

ロックなサイバーパンク親父氏の記事を読んで気づく。開店当初の300円セールは実施されなかったようだ。高田馬場での経験を活かして、最初から390円路線で大丈夫と考えたのだろう。脂っぽい感じはないとあって、確かにその通りなのだけれども、実はかなり油っぽかったりするので要注意だ。液体化した油が胃腸を直撃するのである。

もーりん氏の記事は残念な接客に注目している。実際に残念な接客を経験をして腹がたつと、二度とその店に行きたくなくなるものである。高田馬場のミャンマー料理店に通っていると、日本語が通じるだけで良い接客だと勘違いしてしまったりするので、それを一般化しないように注意しよう。

2012年02月06日、14日:ポラリスに通い続ける日々

もう何も書くことがない。このままでいい。このままがいい。

  1. 2012年02月06日ラーメン(辛味噌):390円
  2. 2012年02月14日ラーメン(辛味噌):390円

2012年02月19日ラーメン(醤油):390円

2012年2月19日にポラリスで醤油ラーメンを食べた。390円だ。

2012年3月1日からポラリスのラーメンが390円から490円に値上がりする。

2011年11月1日から10日までの魔の10日間を思い出す。

博多風龍ではとんこつラーメンが500円で替玉二玉が無料、日高屋では中華そばが390円、中華食堂一番館ではかけらーめんが290円だ。ポラリスは390円だからこそ週一ペースで通い続けていたのだ。490円では他店に比べて魅力が減ってしまう。

また、近隣の中華料理屋では500円ランチが充実しており、しかも隣の松屋では今や牛めしが280円だ。ポラリスは390円だからこそ、松屋の牛めしが続いたから今日はポラリスにするかとなったのだ。やはり490円では他店に比べて魅力が減ってしまう。

もはやポラリスは390円が定価となっていて、ずっとこのまま通い続けられるのかと考えていた。結果的にそれは勘違いだったわけだが、何だかもうウンザリしてきた。残念だ。

作者:馬場飯
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