クイック・レストランSガスト(ハンバーグと若鶏竜田の激安店) - 高田馬場B級グルメ
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- クイック・レストランSガスト(ハンバーグと若鶏竜田の激安店)
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クイック・レストランSガストはファミレスではなくカウンター席のファーストフード店だ。Sガストはガストとは違う。Sガストはハンバーグと若鶏竜田が二大看板メニューで、とことん安く、それなりに美味しいクイックレストランだ。
クイック・レストラン Sガストは株式会社すかいらーく経営の洋食チェーン店である。店名はクイック・ガストではなく、「クイック・レストラン Sガスト」が正しい。また、ステーキガストとも混同されることがよくある。確かに同じすかいらーくグループ系列ではあるのだが、Sガストとステーキガストは別のチェーンである。Sガストの「S」にはセレクト・スモール・スピード・スマイル等の意味が込められて
いるそうで、ガストはスペイン語で、日本語の「味」、英語の「taste」を指す。
2012年4月時点で店舗数は29店だった。内訳は東京都21店(23区15店、その他6店)、神奈川県6店、埼玉県2店である。
2019年8月時点で店舗数は25店に減少していた。内訳は東京都20店(23区15店、その他5店)、神奈川県3店、埼玉県2店である。山手線を基準にすると、巣鴨、新大久保、五反田、神田、御徒町、神保町などに店舗がある。
Sガストはファミレスではない。ガストはファミレスだ。Sガストはむしろ洋食専門の牛丼チェーン店をイメージしたほうが実態に近い。早い、安い、それなりに美味いである。実際のところ、料理の提供は早い。Sガストは店名の通り、クイック・レストランである。待たされてうんざりすることはない。あつあつをスピーディに提供していただける。テーブル席ではなくカウンター席が主となる。ターゲットは家族連れでも女性でもない。男性だ。漢のためのクイックレストランなのである。
入店したらタッチパネル式の券売機で食券を購入しなければならない。座席は全席がカウンター席で、テーブル席はない。席を案内されることもないので、自分から適当な席に腰掛け、卓上のピッチャーでコップに水を汲み、カウンター越しに店員に食券を渡す。
ご飯の特盛や大盛が無料サービス期間中は、食券の受渡時にご飯の量をどうするかを尋ねられるので、希望の量を伝える。大盛は+100gで、特盛は+200gになる。
実はSガストは朝定食が非常におすすめだ。朝のとろ玉ハンバーグ丼は380円でハンバーグが食べれてしまう。お手軽朝定食にすかいらーくアプリのクーポンを組み合わせれば、玉子かけご飯と味噌汁に小鉢が自由に二つ選べて280円だ。もちろんご飯は大盛・特盛が無料である。Sガストの朝定食こそ最強の朝定食である。
Sガストの朝定食
Sガストのメニュー(価格)
メニュー | 価格 | |
---|---|---|
種類 | メニュー名 | |
ハンバーグ定食 | デミグラハンバーグ定食 | 390円 |
おろしポン酢ハンバーグ定食 | 450円 | |
マヨガリハンバーグ定食 | 450円 | |
豚炒め定食 | 豚生姜焼き定食 | 490円 |
豚スタミナ焼き定食 | 490円 | |
若鶏竜田定食 | 若鶏竜田揚げ定食 | 490円 |
若鶏南蛮定食 | 550円 | |
若鶏竜田辛チリ定食 | 550円 | |
カレー | ポークカレー | 290円 |
コロッケカレー | 350円 | |
ハンバーグカレー | 450円 | |
若鶏竜田カレー | 450円 | |
若鶏竜田丼 | 若鶏竜田丼 | 350円 |
おろしポン酢若鶏竜田丼 | 390円 | |
マヨガリ若鶏竜田丼 | 390円 |
以上は2011年9月のSガストのメニューである。
メニュー | 価格 | |
---|---|---|
種類 | メニュー名 | |
ハンバーグ定食 | 濃厚ミートハンバーグ定食 | 450円 |
和風おろしハンバーグ定食 | 490円 | |
豚炒め定食 | THE 豚しょうが焼き定食 | 630円 |
豚肉甘辛炒め定食 | 590円 | |
若鶏竜田定食 | 若鶏竜田定食(3枚) | 530円 |
若鶏南蛮定食(3枚) | 560円 | |
カレー | ポークカレー | 300円 |
野菜たっぷりカレー | 450円 | |
ハンバーグカレー | 490円 | |
若鶏竜田丼 | 若鶏竜田丼(2枚) | 360円 |
マヨガーリック若鶏竜田丼(2枚) | 400円 |
以上は2019年8月のSガストのメニューの一部である。朝定食メニューは別ページで紹介する。
若鶏竜田が値上げ幅を抑えて奮闘している。
Sガストのデミグラハンバーグ定食とは何か?
Sガストのデミグラハンバーグ定食とは、デミグラスソースのハンバーグと千切りキャベツ、ライス、みそ汁のセットである。若鶏竜田と並ぶSガストの看板メニューだった。390円という価格が破格で、後日400円に値上げされたものの、2019年1月頃に販売が終了するまで400円という価格を維持していた。
デミグラハンバーグの後継者は濃厚ミートハンバーグ定食450円になる。このメニュー変更によって、若鶏竜田と並ぶSガストの看板メニューのハンバーグ定食が実質的に値上げされてしまった。Sガストでハンバーグを食べるならば、朝のとろ玉ハンバーグ丼がお勧めだ。380円である。
Sガストの大から揚げ定食とは何か?
Sガストの大から揚げ定食とは、唐揚げ12個、千切りキャベツ、ご飯と味噌汁の定食で、期間限定メニューとして490円で販売されていたらしい。
唐揚げの量は300gで、しかも例によってご飯は特盛・大盛無料サービスだったようだ。
ただ実際には唐揚げではなく、竜田揚げだったらしい。現在の若鶏竜田揚げ定食が大から揚げ定食の後継メニューなのかもしれない。
勘違いしていたらしい。2012年4月でも大から揚げ定食は現役の期間限定メニューのようである。店外に大から揚げ定食の宣伝ポスターが貼られていた。ドカンとから揚げ大盛
、食べ切れない場合はお持ち帰りいただけます
といった宣伝文句がとても魅力的である。
2019年8月になった現在でも期間限定メニューとしてからあげ定食は健在だ。からあげ定食MEGAメガがからあげ10個で560円、からあげ定食GIGAギガがからあげ15個で750円として販売されている。
Sガストへの訪問履歴
2011年09月12日デミグラハンバーグ定食:390円
2011年9月12日にSガストでデミグラハンバーグ定食を食べた。390円だ。
デミグラハンバーグ定食は、ハンバーグと千切りキャベツ、ライス、味噌汁のセットだ。
ハンバーグは美味くはない。当然だが、切ると肉汁が溢れるなんてことはない。肉や野菜が一体化するまでこねられており、ふんわりした食感がない。手作り感は皆無だ。工業生産品といった印象を受けてしまう。工場から配送された練り物に焼き目をつけて、デミグラスソースで覆いつつんだ感じになっている。
その味を許せてしまうのが390円という価格だ。全てはこれに尽きる。しっかりとした量の千切りキャベツと、ライスに味噌汁もつく。それで390円だ。安い。松屋で豚めしに野菜を追加注文すると390円だ。材料に注目すれば、豚肉と千切りキャベツ、ライス、味噌汁のセットになる。豚めしの豚肉がハンバーグに置き換われば、Sガストのデミグラハンバーグ定食だ。比較すると安さが実感できる。
今でもかなり怖いが、これよりさらに安くなってしまうとハンバーグは怖すぎる。どんな肉だが分かったものではない。手作り感が皆無で機械的に加工された食感だから、逆に納得できるというか、少しは安心しながら食べられる。変な話ではあるが、美味くないからこそ、安全だと自分を納得させられ、安心感が得られるのだ。これが妙に美味かったりしたら、どういう仕組みなのだろうと不安に駆られるに違いない。
Sガストは安上がりにとにかくハンバーグを食べたいときに重宝する店である。
2012年02月12日デミグラハンバーグ定食大盛:390円
2012年2月12日にSガストでデミグラハンバーグ定食大盛を食べた。390円だ。
デミグラハンバーグ定食は、ハンバーグと千切りキャベツ、ご飯、味噌汁のセットだ。ご飯は特盛+200gでも大盛+100gでも無料サービス中だったが、今回は大盛にした。
ハンバーグは皿ではなく鉄板プレートにのせられていた。これはいい。試しに鉄板プレートに軽く触れてみる。熱くない。飾りなのだろうか。たとえ飾りでも気分は悪くない。残念ながらハンバーグは美味くはない。当然だが、切ると肉汁が溢れるなんてことはない。肉や野菜が一体化するまでこねられており、ふんわりした食感はなく、ねっとりした歯応えだ。どこか懐かしくもあるレトルトハンバーグの食感で、手捏ね感などは皆無である。工場生産物といった印象だ。工場から配送された練り物に焼き目をつけて、デミグラスソースで覆い包んだ感じの味だ。
しかしその味を許せてしまうのが390円という価格だ。安い。松屋で牛めしに生野菜を追加注文すると380円だ。牛めしの牛肉がハンバーグに置き換われば、Sガストのデミグラハンバーグ定食だ。しかもご飯は特盛にも大盛にもできてしまう。比較すると安さが実感できる。
今でもかなり怖いが、やっぱりこれよりさらに安くなってしまうとハンバーグは怖すぎる。これが妙に美味かったりしたら、どんなコスト削減がされているのだろうと不安に駆られるに違いない。
Sガストは激安価格でとにかくハンバーグを食べたいときに重宝する店である。
作者:馬場飯