天下一品 - 高田馬場B級グルメ
天下一品は、まるでシチューのようなこってりとしたスープが特徴のラーメン屋である。1971年に木村勉氏が屋台で創業。2009年9月12日現在で全国各地に210店舗を展開。京都に本店がある。「
裏メニュー
1号、2号、3号、4号とは?
1号が「こってり」、3号が「あっさり」である。2号とは「こってり」「あっさり」のスープを半々に混ぜたものである。4号は「味噌ラーメン」である。
2号は店によって「中間」「マイルド」「屋台ラーメン」「こっさり」と呼ばれる。多くの店でメニューに記載されるようになり、既に裏メニューではない。メニューに記載がなくても注文すれば食べられることが多い。
4号は今の「味かさね」になった。こちらも既に裏メニューではない。
超こってり
「超こってり」とは、こってり用のスープを小鍋に取ってさらに煮詰めたスープである。三国店(大阪)、寝屋川店(大阪)で提供されている。水道橋店でも提供されていた時期があったが、既に中止されている。
どうやら美味いものではないらしい。
天下一品 高田馬場店
メニューは基本的には中華そばだけである。ライスやチャーハン、餃子を単品で注文することもできるのだろうけれども、客のほぼ100%が中華そばを注文する。中華そばには次の3種類がある。
- こってり:特製スタミナスープ
- あっさり:醤油スープ
- ブレンド:こってりとあっさりのミックス
並が700円、大が830円だ。これにトッピングを追加したり、ご飯ものを追加注文してセットにしたりする。
高田馬場店は、こってりスープとあっさりスープのブレンドスープが他店に先駆けてメニューにあったことや学割をしていることが特色。メニューにはないが、ただでさえこってりとしたスープをさらに煮詰めた「スープ大」を注文することもできるらしい。
いつでも食べられると安心していた。違った。hiRossi46麺通族さんから無念の報告をいただいた。2009年10月22日時点で既に超こってりは注文できなくなっていたらしい。注文を却下されたそうだ。
残念である。いつでも食べられる。いつか試そうと考えていた人間にとっては衝撃の「却下」報告なのだった。
当初のブログをよくよく読み返すと、「『スープ大、でOK?』と、外国人らしく、日本語が伝わっていない模様」とか「厨房の大柄な男性と話をしていたので、僕が直接、『スープを多めにしていただいて、それを煮込んで濃くしてもらえますか?』と言う」とか、どうやら外国人スタッフに超こってりを指導して調理してもらったとも読み取れる内容なのだった。高田馬場店での超こってりの道は遠く険しいのかもしれない。
訪問履歴
- 2009年09月16日サービスセット
- 2009年10月01日行列
- 2009年10月10日こってりラーメン大盛
2011年10月01日こってりラーメン(並)高菜ご飯(大盛)セット
2011年10月1日に天下一品でこってりラーメン(並)高菜ご飯(大盛)セットを食べた。700円+80円だ。
高菜ご飯(大盛)セットは通常は+240円なのだけれどもランチタイムだったので+80円になった。
毎年10月1日は天下一品の日だ。10(=てん)1(=いち)である。
ラーメン(並)1杯無料券がもらえる。通常価格が700円なので、一杯あたり350円で食べられる。
毎年、行列に負けて、無料券をもらうことはなかったのだけれども、今年は違った。最初から覚悟を決めて行列に並んだのだ。10人以上の行列ができていたが、最初から並ぶことを決心していたので迷いはなかった。
ランチタイムに食べることは初体験だった。
方を知っているので、今回は白ご飯を追加注文して、こってりスープを最後までしっかりと堪能しなければならないと考えていたのだけれども、ご飯ものとのセットがとても安かった。+80円で高菜ご飯の大盛を追加注文できてしまった。天一のラーメンには白ご飯
と親から厳しく躾けられ育った*
ほとんど待たずに、こってりラーメン(並)高菜ご飯(大盛)セットが出される。
高菜ご飯は本当に大盛りだった。茶碗に山盛りご飯だ。驚いた。
こってりラーメンから食べはじめる。
麺は細ストレート麺で柔らかくコシがない。天下一品の麺はこういうものなのだとは分かってはいるものの、あんまり好みではない。
スープは鶏骨、鶏皮、野菜などがポタージュ状になるまで煮込んである。このスープこそが天下一品を天下一品ならしめているといっても良い。中毒性があるらしい。好みの人は毎日でもこのスープを味わいたいのだそうだ。幸いなことに自分は中毒者にはなっていない。年に数回、天下一品の日の前後に食べられれば満足だ。
具はチャーシュー、メンマに青ネギだ。ネギは九条ねぎらしい。さすが京都発のラーメン店である。
こってりスープにたっぷりと浸かった麺を啜りはじめたら、あっという間に食べ終えた。
しかし本番はこれからだ。
まずは高菜をご飯と一緒に食べる。続けて、からし味噌を加えて高菜をご飯と一緒に食べる。悪くない。ラーメンにもからし味噌を追加したほうが良かった。味が引き締まる。
そしてご飯をスープに投入して雑炊にする。これが美味かった。
からし味噌を少しだけ投入しては食べ、また少しだけ投入しては食べと繰り返したのだが、癖になる味だ。からし味噌を投入することによって、こってりしたスープの味が引き締まり、それがご飯に染みこんでとても美味いのだ。
何よりもからし味噌の追加されたスープが美味いんだと思う。そして天下一品のスープは雑炊にぴったりだ。
少しだけ天下一品中毒者の気持ちが分かってしまった。ちなみに腹が苦しい。食べ過ぎだ。
2011年10月01日こってりラーメン(並)高菜ご飯(大盛)セット
2011年10月7日に天下一品でこってりラーメン(並)高菜ご飯(大盛)セットを食べた。0円+80円だ。
毎年10月1日は天下一品の日だ。10(=てん)1(=いち)である。ラーメンを食べるとラーメン(並)1杯無料券がもらえる。今回はこの無料券を使用した。また、高菜ご飯(大盛)セットは通常は+240円なのだけれどもランチタイムだったので+80円だ。
天一のこってりラーメンには白飯が必須だ。必ず注文しなければならない。麺を食べ終えた後にスープに白飯を投入するのだが、この天一雑炊が病みつきになる美味さなのだ。きっと超高カロリーだ。毎日食べていたら成人病へまっしぐらである。この美味さを知ってしまった今後は上手に付き合っていかなければならない。
今回の天一での課題はからしニンニクだった。
からしニンニクは卓上になく、店員に言わないと出してもらえない調味料だ。ニンニクが好きだ。これは試してみなくてはならない。
こってりラーメン(並)高菜ご飯(大盛)セットが出される。例によって、高菜ご飯は茶碗に山盛りだ。
早速、からしニンニクを注文すると、直ぐにもってきてもらえた。蓋を開けると、赤い。ニンニクというよりも唐辛子の赤が目立っている。少量を麺とスープに絡めて食べてみる。ニンニクの風味は強くない。辛さもそれほどではない。ご飯にのせて食べてみても同じだ。
少量ずつ追加しながらこってりラーメンを食べてみた。アクセントになるほど味は変化しない。しかし汗が噴き出てきた。身体はニンニクや辛さを感じ取っているらしい。次第にやみつきになってくる。これはいい。
麺を食べ終えて、白飯をスープに投入する。天一雑炊だ。からしニンニクも思い切って投入する。美味い。からし味噌も少量追加して、これはかなりジャンクな味わいだ。しかも病みつきになるジャンクな味わいだ。かなり美味い。
食べつくす。そして腹が苦しい。食べ過ぎだ。眠気が押し寄せてくる。堪らない。天一の恐ろしさを思い知った一日だった。
店舗
営業時間
AM11:00からAM3:00まで。年中無休。
住所
新宿区西早稲田3-20-4金子ビル1F
早稲田通り北側沿いで、馬場口交差点から東へ徒歩数分