東京立ち食いそば

立ち食いそばの雑学

立ち食いそば屋のそばは国産品?輸入品?

立ち食いそば屋のそばはほとんどが中国からの輸入品だ。

ソバ国内生産量が2010年で3万t弱、ソバ輸入量は2009年で6万t弱、そのうち約4.4万tが中国で約1.5万tがアメリカだ。輸入量については玄ソバを加工すると統計上でソバとしてカウントされないため、実際の輸入量はもっと多い。比率でいえば日本:中国:アメリカで3:5:1.5といったところだろうか。

鴨せいろ

鴨せいろ発祥の店がどの店かについては二説ある。神奈川県藤沢市湘南台の「そば處 元祖 鴨南ばん」と中央区銀座一丁目の「銀座 長寿庵」だ。

昭和10年、桑原光二の妻・トイがお客様に「鴨南蛮は熱いから、夏には向かない」と言われたことがきっかけでした。 トイが最初に考えたのは、蕎麦と鴨南蛮に使う鴨汁を分けることでした。 いわゆる「かけそば」と同様に鴨南蛮の汁は別々にして食べるには薄く、この案は失敗に終わります。 それから試行錯誤を繰り返して「つけそば」用の鴨汁が完成、「鴨ぜいろ」と名付けました。

完成した「鴨ぜいろ」をそのお客様に召し上がっていただいたところ、大変満足してくださったそうです。 冷たい蕎麦と温かい鴨汁の相性は抜群で、鴨の風味を損なうことなく夏にも楽しんでいただけるものになりました。 ※当時のお品書きは「鴨せいろ」ではなく、「鴨ぜいろ」となっていました。

また、昭和29年当時の東京都麺類協同組合の鈴木政一、伊原幸八が講師となって、各店人気のメニューを紹介する講習を各地で行いました。この時、鴨南ばんの人気メニューとして「鴨ぜいろ」も紹介されました。

1935年に「元祖 鴨南ばん本家」で鴨せいろは考案されたという説だ。1954年の東京都麺類協同組合の講習についての記述は、きっと記録を確認したのだろう。1983年に藤沢市湘南台で分家開業していた「そば処 元祖 鴨南ばん」が2006年に本家を継承したらしい。納得した。

昭和38年の春、現社長が弊店3階の食堂にて。

午後3時頃、いつものように「ざるそば」を食べていた ときのことです。誤って「そば汁」をこぼしてしまいました。従業員の女子が「汁を持ってきましょうか?」と言ってはくれたのですが、そばも残り少なかったためと、 丁度2歳になる長女が食べた「鴨南うどん」の汁が残っていたので、その汁にそばを入れ食べてみることにしました。

当時は、温かい汁には温かいそば、冷たい汁には冷たいそばが通例だったため、温かい汁に冷たいそばという取り合わせはありませんでした。しかし、偶然の産物ともいうべき「初めての鴨せいろ」は意外にも美味しかったのです。

その後、工夫を重ねて「鴨せいろ」専用の汁を考案しました。

1963年に「銀座 長寿庵」で鴨せいろが考案されたという説だ。1954年には東京都麺類協同組合が「鴨ぜいろ」の講習をしているらしいので、残念ながら「銀座 長寿庵」は二番煎じになりそうだ。しかし知名度は「銀座 長寿庵」のほうが高そうだ。

肉そば

豊しま

作者:馬場飯
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